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<番組ねつ造>「あるある」出演教授、事前に構成知らされず [ 01月20日 21時26分 ]
番組で「DHEAを増やすのに必要なイソフラボンの量は納豆2パック分に相当」「血液中のイソフラボンを一定レベルに保つには、朝と晩に分けて食べるほうが効果的」などとコメントした昭和女子大栄養科学系講座の中津川研一教授。毎日新聞の取材に「番組の構成は事前に知らされておらず、一般的な効能などを自分が知る範囲でコメントした」と説明する。
だが、これに基づき行われた実験結果は架空のものだったと今回判明。中津川教授は「放送を見て、予想通りの結果が出たと思っていたが、ねつ造と知り驚いている。放送前にチェックする時間はなかった。本来はそうしなければならないのだろうが、私も含め怠っていた」と話す。
また、納豆の発酵過程で増えるポリアミンに「基礎代謝を高める効果がある」とコメントした千葉大大学院薬学研究院の五十嵐一衛教授は「納豆は健康によいと考えているので協力したが、こうした問題があるなら今後は出演できない」と困惑する。
<あるある大事典>「納豆ダイエット」はねつ造 関西テレビ [ 01月20日 19時14分 ]
関西テレビ(大阪市北区)は20日、今月7日にフジテレビ系で全国放送したテレビ番組「発掘!あるある大事典2」で、事実とは異なる内容が含まれていたと発表した。「納豆を食べるとダイエットができる」との内容だったが、研究者のコメントや被験者の検査データをねつ造していた。同テレビは社内に調査委員会を設け、原因の究明を行うとともに過去の放送分についても検証を行い、番組を継続するかどうかを含めて検討する。また、21日午後9時から放送予定だった同番組は、テーマは納豆ではないが放送を休止し、後ろの番組の「スタメン」を1時間前倒しし、冒頭で一連の経緯を説明する。
同テレビによると、(1)被験者がやせたことを示すのに別人の写真を使用(2)米の大学教授の発言の日本語訳の一部をねつ造(3)被験者の一部の中性脂肪値が正常値になったとしたが、測定せず(4)納豆を朝2パックまとめて食べた場合と、朝晩1パックずつ食べた場合の比較で、被験者の血中イソフラボン濃度の結果をねつ造(5)被験者の血中のDHEA(ホルモンの一種)量検査のデータをねつ造、また、許可を得ずグラフを引用――していたことが分かった。
千草宗一郎社長は「報道機関でもある放送局として、視聴者の信頼を裏切ることになった。誠に申し訳ない」と謝罪した。
同番組は関西テレビの社員2人と番組制作会社「日本テレワーク」の4人がプロデューサーを務め、テレワーク社の取締役1人がコンプライアンス(法令順守)担当者になっていた。実際の取材は孫請けを含む9チームの番組制作スタッフが行っていたが、どのチームが担当していたかについては「調査中」として明らかにしなかった。
今回の問題は、「週刊朝日」の取材をきっかけに同テレビが調査を行い、明らかになった。
健康ブームを背景に健康をテーマにした番組は増える傾向にある。「納豆」の回でも全国の小売店で一時納豆の売り切れが相次ぐなど、社会現象となった。そんな中で起こった今回の不祥事で、改めて放送倫理のあり方が問われそうだ。【北林靖彦】
納豆が健康にいいという話は結構前から出ています。
が、それで痩せられるのなら茨城人はもっとスタイルが良くなってるはずですよね。歴史的に見ても消費量多いんですから。
ただ、このケースって実際のところは氷山の一角ではないでしょうか?あるある大辞典は出演者が変わる前も含めると結構長くやってる番組ですし、今回のケース以外にもデータの捏造があった可能性がありますよね。表沙汰にならなかっただけで。
マスコミ発の情報に対して、さらに不信の念を抱く人が増えるのではないでしょうか。元々2chなどでは思いっきり叩かれてましたから、元より信用していない人も多いのでしょうけど。
とはいえ、私は最初っから納豆を食わない人間(と言うか大の納豆嫌い)なので、品薄状態になっていても「ふーん、あ、そう」で済ませてましたが。